2019年 神奈川県看護師等養成機関連絡協議会 機関長会議を実施しました
2019年11月8日(金)各養成機関の長・教務主任またはその任にある看護教員が出席し、今年度の機関長会議が行われました。開会にあたり、神奈川県健康医療局保健医療部医療課保健医療人材担当課長の西海 昇様、神奈川県看護師等養成実習病院連絡協議会会長の新江 良一様、公益社団法人神奈川県看護協会会長の花井 惠子様よりご挨拶を賜りました。
その後、神奈川県訪問看護ステーション協議会会長、株式会社パーソナル・ナース代表取締役の横山郁子先生により『在宅看護師を育てたい~訪問看護の現場から新カリキュラムに臨んで~』のテーマでご講演いただきました。訪問看護ステーションが実習で学生を受け入れるための具体的な工夫や取り組みをお話しいただき、利用者とは契約関係でありお金を稼ぐという意識を学生に定着させること、訪問看護だけでなく多様な看護就業場所を実習に活用することなど非常に興味深い内容でした。
講演を受けてのグループワークでは、各養成校が現代学生の生活感覚や課題を含め、在宅看護論をめぐる現状を共有しました。“病院である程度の経験がないと訪問看護師は務まらない”という固定観念ではなく、新卒でも在宅分野で働くという視野に立って、自律心の高い看護師を育てていく必要性をあらためて実感することができました。地域包括ケア社会に向かう中、新カリキュラムで在宅看護論は「地域・在宅看護論」としてますます重要となっていきます。今後のカリキュラム構築にあたり、有意義な機会となりました。