「第19回神奈川県看護教育フォーラム」を平成30年3月10日に北里大学L1号館にて開催しました。
本年度の神奈川県看護教育フォーラムは、昨年に続き北里大学での開催となりました。
テーマは「感情労働のメソドロジー 個にあった教育実践を目指すための学生・臨床実習指導者・教員の理解」とし、交流セッションや研究発表・実践報告(口述10題・示説発表17題)を通して、教育と臨床との意見交換が活発に行われ盛況に終了いたしました。
基調講演は、武井麻子先生(日本赤十字看護大学名誉教授Office-Asako所長)による、「対人関係の視点から見た実習指導―なぜ感情なのか―」についてご講演をいただきました。日頃の臨地実習場面で遭遇する様々な感情を、言葉としてどのように伝えるのかの大切さを考える機会になりました。また、教育の現場においては「考える知性」以上に「感じる知性=感情知性」を育むことが課題とされ、指導を受ける側(ケアする者)のみならず指導する側もケアする者と同じようにケアされることが必要不可欠であるなど、多くの示唆が得られました。
参加申し込み数は、654名、看護学生19名、また他県からも興味を示された方もおり、目標数を上回りました。また当日は、北里大学のご協力もいただき職員駐車場も利用させていただきました。部会員や協力員、他関係者の皆様のご協力の賜物と感謝申し上げます。
今後も皆様の身近な関心のあるテーマを考えてまいりたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。