2019年5月31日(金)神奈川県総合医療会館にて2019年度定期総会が開催されました。会員1140名に対し、出席61名、委任状提出913名、合計974名であり、会則第16条の規定により定足数を満たし開催となりました。
開会にあたり、城戸滋里会長より「昨年度からの大きな変化として50年以上続いてきた歴史ある看護学生のつどいを終了した。3分の1が大学・短大となりカリキュラムの都合上参加できない現状や当番校の負担もあり、発展的な解消であった。今後は組織の再編成も必要」等の挨拶がありました。続いて、来賓としてご出席いただいた神奈川県健康医療局保健医療部保健人材課 浅場周課長、神奈川県看護師等養成実習病院連絡協議会 新江良一会長、公益社団法人神奈川県看護協会 花井惠子会長よりご挨拶をいただきました。
第1部では、2018年度事業報告・決算報告・監査報告後、2019年度事業計画・収支予算案が審議され、提案のとおり可決されました。また、会則第8条により新役員として、副会長に藤沢市立看護専門学校副校長の冨坂美智子氏、神奈川県立保健福祉大学保健福祉部看護学科教授の榊惠子氏、理事に高津看護専門学校副校長の南雲マリ子氏が選出・承認されました。
第2部では、「臨床から看護基礎教育に望むこと」のテーマで、横須賀共済病院副院長・看護部長の小池美智子先生よりご講演いただきました。臨床と教育両方の経験からの貴重なお話を伺うことができました。これからの看護においては、経験値と根拠を持ってみえる看護(可視化)にしていくことが求められるが、新卒看護師は気づきや状況判断、内省に課題があり離職につながることも多い。看護学生から看護師へと移行する時期を意識した実習体験をいかにさせるか、臨床は応用の場であり、基礎と応用をどのように連動させるか、臨床側と教育側が共に検討し実践していく重要性をあらためて考えさせられました。
最後に会場は大きな拍手に包まれ、講演会は終了となりました。
広報担当理事 厚木看護専門学校 武藤 和恵