神奈川県看護師等養成機関連絡協議会とは
神奈川県看護師等養成機関連絡協議会とは、神奈川県内のすべての看護師等養成機関が会員校となり、相互の連絡調整を図りながら看護基礎教育の向上発展に寄与することを目的とする会です。このような組織を展開しているのは全国的に見ても神奈川県ただ一つであり、さらにこの会は、神奈川県、神奈川県看護協会、神奈川県病院協会、神奈川県看護部長会等の諸団体とも親交を深めており、多方面から看護基礎教育を捉えるべく活動しております。
また、その歴史は古く、1968年発足以来半世紀を迎えました。当時は県内にはまだ大学がなかったため、看護専門学校の看護婦課程と准看護婦課程の教務主任会が中心となり、県の医療整備課看護指導班の指導を受けて、教員研修や看護学生のつどいなどを行っていました。現在の会員校は、大学13校、短期大学3校、看護専門学校26校、看護大学校1校、准看護師学校1校の全44校1,145名の会員数を数えます。ともに看護基礎教育の発展を目指し、臨地と協働しながら、神奈川県の看護師等の育成や養成機関の向上に努めています。
会長あいさつ
平素より当協議会にご支援ご協力頂き誠に有難うございます。
コロナが第5類となった昨年度、協議会においては、これまでの事業を拡大して展開することができました。具体的には、教員研修部会において、中堅看護師への研修が再開されました。また、第25回「神奈川県看護教育フォーラム」においては、会場参加型にして開催することができました。オンラインの参加と合わせると、258名の方に参加していただきました。久しぶりに発表者と参加者が顔を合わせて、テーマである「臨床判断」について活発にディスカッションすることができたことを、大変喜ばしく思います。さらに、機関長会議、教員研修において、アカデミックハラスメントについて、ディスカッションすることができました。いずれもタイムリーなテーマを取り上げ、事業を展開できたのは、会員の皆様のおかげだと感謝しております。
事業が活性化される中で、今年度は、今後の協議会の運営、活動内容についても併せて考えていきたいと思います。会員の皆様からお預かりしている会費を有効に活用し、神奈川県看護基礎教育に役立てていくよう、部会運営を精選し機能的な運営を目指していきます。今年度から、一部の組織の名称と活動内容をより具体的にし、会員のニーズにあった活動、より良い看護基礎教育ができるよう方向づけております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
神奈川県看護師等養成機関連絡協議会会長
岡本 明子